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ビネシュ【レスリングインド代表】これまでの経歴は?生い立ちやプロフィールも!

ビネシュ【レスリングインド代表】これまでの経歴は?生い立ちやプロフィールも!

パリオリンピックのレスリング53㎏級でインド代表として出場していたビネシュ選手が、須崎優衣選手を破り注目を集めていました。

しかし、体重超過による失格という衝撃的な事態が発生し、さらに大きな話題となっています。

そんなビネシュ選手ですが、実はかなりすごい経歴の持ち主で、インドの英雄と言っても過言ではないのです。

そこでこの記事では、ビネシュ選手のこれまでの経歴や生い立ち、プロフィールなど、ビネシュ選手について、詳しく解説していきます!

ビネシュ【レスリングインド代表】これまでの経歴は?

ビネシュ・フォガット選手は、インドのレスリング界を代表する卓越した選手で、その輝かしい経歴はインド国内外で高く評価されています。

日本では、パリオリンピック53㎏級で須崎優衣選手を1回戦で破ったかと思えば、その後体重超過で失格になってしまったことで、一躍有名になりましたが、実はかなりの実績の持ち主なのです。

ではビネシュ・フォガット選手のこれまでの経歴について、詳しく見ていきましょう!

初期のキャリア(2013-2016)

ビネシュ・フォガット選手は、2013年のニューデリーで開催されたアジアレスリング選手権で女子フリースタイル51キロ級で銅メダルを獲得し、国際舞台での名を知られるようになりました。

その後、南アフリカのヨハネスブルグで開催されたコモンウェルスレスリング選手権で銀メダルを獲得し、さらなる注目を浴びました。

2014年には、イギリスのグラスゴーで開催されたコモンウェルスゲームズで金メダルを獲得し、初の大きな国際タイトルを手に入れました。

リオオリンピック~(2016-2020)

2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、ビネシュ・フォガット選手は48キロ級でインド代表として出場しましたが、準々決勝で負傷し棄権せざるを得ませんでした。

しかし、彼女はその後も復帰し、2018年のゴールドコーストでのコモンウェルスゲームズやジャカルタでのアジア競技大会で金メダルを獲得しました。

これにより、ビネシュ・フォガット選手はコモンウェルスゲームズとアジア競技大会で金メダルを獲得した初のインド人女性レスラーとなりました。

東京オリンピック~パリオリンピック(2021-2024)

ビネシュ・フォガット選手は2021年、東京オリンピックに出場しましたが、ベラルーシのヴァネッサ・カラジンスカヤに敗れました。

しかし、彼女は2022年のコモンウェルスゲームズで再び金メダルを獲得し、2024年のパリオリンピックでは、当時のオリンピックチャンピオンである須崎優衣を破るという大偉業を達成しました。

残念ながら、決勝日の朝の計量で規定体重を約100グラム上回っていたため失格となり、メダルを逃しました。

ビネシュ・フォガット選手の経歴は、その多くの成功とともに、いくつかの挫折や挑戦にも満ちており、インドのレスリング界に大きな影響を与え、彼女を国民的英雄へと押し上げました。

【レスリングインド代表】生い立ちは?

ビネシュ・フォガット選手は、インドのハリヤーナ州チャルキ・ダドリに生まれ、レスリング一家で育ちました。

彼女の生い立ちは、レスリングの世界で成功を収めるための土台となりました。

家族全員がレスリングに関与しているため、ビネシュ・フォガット選手の幼少期はレスリングに囲まれた環境ですごしていたのです。

では、さらに詳しく見ていきましょう!

幼少期

ビネシュ・フォガット選手は1994年8月25日に生まれ、父親のラジパル・フォガットと共に育ちました。

ビネシュ・フォガット選手の家庭はレスリングに深く関わっており、叔父のマハヴィール・シン・フォガットもレスラーとして活躍していました

叔父は、ビネシュ・フォガット選手と彼女のいとこたちにレスリングの基礎を教える役割を果たしました。

ビネシュ・フォガット選手のいとこたち、ギータ・フォガット、リトゥ・フォガット、バビタ・クマリ、そして姉のプリヤンカ・フォガットもすべてレスラーとして知られています。

彼女のいとこたちや姉妹もレスリングで成功を収めており、家族全体がレスリングの伝統を受け継いでいます。

特にギータ・フォガットとバビタ・クマリは、インド初の女性レスリングメダリストとしても知られており、ヴィネシュにとって大きなインスピレーションとなっています。

幼い頃、ビネシュ・フォガット選手は家族と共に厳しいトレーニングを受け、村のコミュニティからの反対にも直面しました。

レスリングが女性に適さないという考え方が一般的だったため、家族は彼女たちが競技に取り組むのをサポートするために多くの障害を乗り越えなければなりませんでした。

それでも、家族のサポートと彼女自身の決意によって、ビネシュ・フォガット選手は早くからレスリングの道を進むことができました。

今ではフォガット一家は、インドのレスリング界で重要な存在となっているのです。

結婚

2018年12月13日、ビネシュ・フォガット選手はジンド出身のレスラー仲間、ソムビル・ラティーと結婚しました。

二人は2011年から知り合いであり、共にインド鉄道に勤務していました。

ビネシュ・フォガット選手の私生活は、競技に理解のある伴侶を得たことで、プロのアスリートとしての厳しいトレーニングと試合スケジュールとバランスを取りながら進んでいきました。

【レスリングインド代表】プロフィールは?

ビネシュ・フォガット選手は、インドを代表するレスリング選手であり、その卓越した実績と情熱的な競技スタイルでインドでは広く知られた存在です。

ビネシュ・フォガット選手のプロフィールについても見ていきましょう!

プロフィール

  • フルネーム: ヴィネシュ・フォガット
  • 生年月日: 1994年8月25日
  • 出身地: インド、ハリヤーナ州チャルキ・ダドリ
  • 家族構成: 父親ラジパル・フォガット、姉プリヤンカ・フォガット、いとこギータ・フォガット、リトゥ・フォガット、バビタ・クマリ
  • コーチ: マハヴィール・シン・フォガット(叔父)

主な成績

ビネシュ・フォガット選手は多くの国際大会で輝かしい成績を収めています。

彼女の主要な成績は以下の通りです。

  • コモンウェルスゲームズ:
    • 2014年: 金メダル
    • 2018年: 金メダル
    • 2022年: 金メダル
  • アジア競技大会:
    • 2018年: 金メダル
  • 世界レスリング選手権:
    • 2019年: 銅メダル
    • 2022年: 銅メダル

オリンピック出場歴

ビネシュ・フォガット選手は3度のオリンピックに出場し、それぞれ異なる階級で競技しました。

  • 2016年リオデジャネイロオリンピック: 48キロ級
  • 2020年東京オリンピック: 53キロ級
  • 2024年パリオリンピック: 50キロ級

2024年のパリオリンピックでは、ビネシュ・フォガット選手は当時のオリンピックチャンピオンである須崎優衣を破り、オリンピック決勝に進出した初のインド人女性レスラーとなりました。

しかし、決勝日の朝の計量で規定体重を約100グラム上回っていたため失格となり、メダルを獲得することができませんでした。

受賞歴

ビネシュ・フォガット選手の卓越した業績は、多くの賞と栄誉によって認められています。

  • アルジュナ賞: 2016年受賞
  • パドマ・シュリー賞: 2018年ノミネート
  • ローレウス世界スポーツ賞: 2019年ノミネート(初のインド人)
  • メジャー・ディヤン・チャンド・ケル・ラトナ賞: 2020年受賞
  • BBCインドスポーツウーマンオブザイヤー賞: 2022年ノミネート

ビネシュ・フォガット選手は多くの賞を受賞していますが、それだけではなくレスリング以外にも、多くの社会的活動にも参加しています。

特に、彼女は女性の権利とスポーツにおける女性の地位向上を訴える活動に積極的です。

2023年には、インドレスリング連盟会長であるブリジ・ブーシャン・シャラン・シンに対する抗議活動に参加し、女性レスラーたちの性的嫌がらせの訴えを支持しました。

ビネシュ・フォガット選手は、インドのスポーツ界において重要な存在となっているのです。

まとめ

ビネシュ・フォガット選手は、インドを代表する卓越したレスリング選手であり、その輝かしいキャリアは国内外で高く評価されています。

ビネシュ・フォガット選手は、レスリング一家に生まれ育ち、家族の支えと自身の強い決意で多くの障害を乗り越えてきました。

彼女の経歴には、コモンウェルスゲームズやアジア競技大会での金メダル、世界レスリング選手権での銅メダルなど、数多くの国際大会での成功が含まれています。

ビネシュ・フォガット選手はまた、3度のオリンピックに出場し、それぞれ異なる階級で競技しました。

2024年のパリオリンピックでは、当時のオリンピックチャンピオンを破り決勝に進出するという偉業を達成しましたが、計量で失格となりメダルを逃しました。

彼女のキャリアは成功と挫折の両方を経験し、その強い意志と決意が彼女を卓越したアスリートへと導きました。

また、ヴィネシュは女性の権利とスポーツにおける女性の地位向上を訴える活動にも積極的に参加しており、インドレスリング連盟会長に対する抗議活動など、社会的な影響力も持っています。

彼女の成功と活動は、多くの若いアスリートたちにとってのインスピレーションとなり、インドのスポーツ界に大きな影響を与え続けているのです。

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