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【シャバい】とはどんな意味?本来の使われ方とヤンキー用語と現代でどう違うのか具体例で解説!

【シャバい】とはどんな意味?本来の使われ方とヤンキー用語と現代でどう違うのか具体例で解説!

「シャバい」という言葉を使う若者が増えているようです。

昔からある「シャバい」という言葉ですが、現代使われている意味合いと本来の意味合いは違います。

しかし、そもそも現代社会で若者が使う「シャバい」とはどういう意味で使っているのか、よくわかっていない人も多いようです。

そこでこの記事では、現代社会でつかわれている「シャバい」の意味と本来の意味を詳しく説明していきます!

またどんな場面で使う言葉なのか、具体例も挙げて解説していきます!

【シャバい】とはどんな意味?

「シャバい」という言葉は、現代の若者言葉で、「弱い」、「ダサい」、「情けない」といった意味を持つ表現です。

現代の「シャバい」の意味:「弱い」、「ダサい」、「情けない」、「頼りない」「格好悪い」など

主に他者を揶揄したり、軽く批判する際に使われます。

「シャバい」という言葉は、元々刑務所の外の世界を指す「シャバ」から派生し、「外の世界では弱い」といったニュアンスが込められています。

この言葉は、特にストリートカルチャーや若者の間で使われることが多く、状況や文脈によっては「頼りない」「格好悪い」など、ややネガティブな意味で使用されますが、軽いジョークとして用いる場合もあります。

【シャバい】本来の意味は?

「シャバい」という言葉は、もともと刑務所用語の「シャバ」から派生したもので、「シャバ」は刑務所や拘置所にいる人たちが、外の自由な世界を指す言葉で、刑務所の外の世界、つまり「自由の世界」を指していました。

刑務所にいる受刑者が外の世界のことを「シャバ」と呼び、これが転じて「シャバい」という表現が生まれたのです。

「シャバに出る」という表現は、刑務所から出所することを意味します。

もともとの使われ方としては、刑務所の厳しい環境に比べて、外の世界が「甘い」や「ぬるい」と感じられることを表現していました。

一方、現代の若者が使う「シャバい」には、元の意味から派生して「弱い」や「ダサい」、「頼りない」といった軽蔑的なニュアンスが強くなっています。

特に、何かが期待外れだったり、格好が悪かったりする状況を指す場合に使われます。

この現代の使い方は、かつての刑務所用語としての意味から離れ、より軽く、日常的な侮蔑語として定着しています。

これは現代にいたるまでの間にヤンキー用語としても「シャバい」問言葉が使われていたからだと思われます。

では、ヤンキー用語としての「シャバい」という言葉についても続いてみていきましょう!

ヤンキー用語での【シャバい】の意味は?

「シャバい」という言葉は、1980年代から1990年代にかけてヤンキー文化で広く使われた言葉です。

この言葉は「ひ弱」「根性なし」「冴えない」「ダサい」といったネガティブな意味を持ちます。

例えば、ヤンキー同士の会話で「お前、シャバいな」と言えば、「お前、根性ないな」という意味になります。

「BE-BOP HIGH SCHOOL」などのヤンキー漫画でも「シャバい」という言葉が使われていたことで、当時この言葉ヤンキーの間で流行していました。

マンガのセリフをまねて「シャバい、シャバすぎ」「お前らシャバいのう」などと言うのが男子中高生の間で流行っていたんだそうです。

「シャバい」使い方の具体例

「シャバい」という言葉には、もともとの使い方と現代の若者が使う使い方で意味に違いがあります。

それぞれ具体例を挙げて説明していきますね!

本来の意味での使い方(刑務所用語からの派生)

「シャバい」は、もともと刑務所内で使われていた「シャバ」(刑務所の外の世界)に由来します。シャバは自由であり、刑務所内の厳格さや秩序に比べて「甘い」「緩い」世界という意味合いがありました。

具体例①

「あいつはシャバに出たらすぐに戻ってくるだろうな。」

これは、あいつは外の世界に出たらすぐにまた捕まって、刑務所に戻るだろうな。という意味です。

具体例

「シャバの生活はシャバいなあ」

これは刑務所の厳しさに対して外の世界が「ぬるい」「甘い」と感じることを意味します。

この使い方は、本来の「シャバ」の意味に忠実で、外の世界を軽んじるようなニュアンスを持っています。

ヤンキー用語としての使い方

「シャバい」という言葉は、ヤンキー文化で「ひ弱」「根性なし」「冴えない」「ダサい」といった意味で使われます。

以下に具体例をいくつか挙げてみます。

具体例①

「お前、シャバいな。もっと根性見せろよ。」

この意味は、「お前、ひ弱だな。もっと根性を見せろよ。」となります。

具体例②

「あいつはシャバいから、喧嘩になったらすぐ逃げる。」

この場合は 「あいつは根性なしだから、喧嘩になったらすぐ逃げる。」っと根性なしという意味として使われています。

これらの例文は、相手を挑発したり、軽蔑する際に使われることが多いです。

ヤンキー文化特有の強い言葉遣いが特徴ですね。

現代の若者が使う使い方

現在では「シャバい」という言葉は、若者の間で「弱い」「ダサい」「頼りない」といった意味で使われるようになっています。

これは、もともとの意味から離れた俗語的な使い方で、特に何かや誰かが期待に応えられない、または格好が悪いときに用いられます。

現代の若者が使う場合、この言葉は少し異なるニュアンスで使われることがあります

具体例①

「あの新しいバイト、接客がシャバいね」

これは、「あの新しいバイト、接客が頼りない感じだよね」という意味になります。

具体例②

「お前、その服シャバいな」

と言われる場合は、「その服、ダサいね」という意味です。

具体例と

「テストで全然点数取れなくてシャバかったわ」

これは「テストで全然ダメだった」というニュアンスになります。

このように、「シャバい」という言葉は時代や文脈によって微妙に意味が変わることがありますが、基本的にはネガティブな評価を示す言葉として使われています。

しかし、本来の刑務所でつかわれていたという意味合いは全く残っていません。

現代では日常会話で比較的カジュアルに使われる言葉となりつつあります。

まとめ

「シャバい」という言葉について最後もう一度まとめておきます。

「シャバい」という言葉は、もともと刑務所用語から生まれた言葉です。

刑務所内では「シャバ」という言葉が、外の自由な世界を指して使われていました。

刑務所の厳しい環境に対して、外の世界が「甘い」や「ぬるい」と感じられることから、「シャバい」は「弱い」や「ひ弱い」という意味に派生していきました。

ヤンキー文化でもこの言葉が取り入れられ、「シャバい」は「根性がない」「ひ弱い」「ダサい」といった意味で使われていました。

たとえば、「お前、シャバいな」と言えば、「お前、根性ないな」という挑発的な意味になります。

また、喧嘩を避ける人を指して「あいつ、シャバいからすぐ逃げる」といった具合に、相手を見下す表現として使われることが多かったのです。

現代の若者が使う「シャバい」は、主に「ダサい」「頼りない」「格好悪い」といった意味で、ヤンキー文化からさらに軽い侮蔑語に変化しています。

そのため、ヤンキーでなくてもごく一般的なや若者も使用する言葉になっているのです。

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