+69から始まる電話番号からの着信がきたという報告が相次いでいるようです。
+693・+694・+696・+697・+698などいくつか電話番号があるようです。
これらの電話にうっかり出てしまったという人も案外多いと言われています。
この番号はそもそもどこの国からのものなのか、そして出てしまったらどうなるのか、不安に思う人も多いですよね。
この記事では、+69から始まる番号はいったいどこからかかってきたものなのか、電話の目的は何なのか、もし出てしまった場合対処法など、多くの人が疑問に思うことをまとめています。
Contents
+69の電話番号に出てしまったけど大丈夫?
「+69」から始まる電話番号に出てしまった場合、個人情報を提供していなければ、大きな心配は不要です。
ただし、このような番号からの着信は、詐欺の可能性が高いとされています。
特に、+69から始まる国際電話番号は多くが未使用であり、詐欺師が発信者IDスプーフィングという手法を用いて偽装しているケースが確認されています。
詐欺師は、不安を煽る内容を伝えたり、公的機関を騙る内容が含まれることがあります。
もし電話に出てしまった場合は、どうしたら良いのか、対処法についても見ていきましょう!
+69の電話番号に出てしまった場合の対処法は?
「+69」の国際電話番号に出てしまった場合の対処法は以下の通りです:
~「+69」の国際電話番号に出てしまった場合の対処法~
- 個人情報の提供を避ける:
電話に出てしまった場合でも、個人情報や金融情報を提供しないようにしてください。 - 通話をすぐに終了する:
詐欺の可能性があるため、すぐに通話を終了することが重要です。 - 電話番号を記録する:
着信履歴から電話番号をメモし、後で警察や消費者センターに報告できるようにしておきます。 - 着信拒否設定を行う:
スマートフォンや固定電話には着信拒否機能がありますので、不審な番号は着信拒否リストに追加しましょう。 - 公的機関に相談する:
詐欺を疑う場合は、警察や消費者センターに相談してください。 - 折り返しはしない:
折り返し電話をすると高額な通話料金が発生する可能性があるため、かけ直さないようにしましょう。
うっかり電話に出てしまった場合は、上記の対処法のように行動しましょう。
基本的には電話に出てしまっても、何も話さずすぐに切れば大丈夫です。
また、不審な電話には常に警戒し、知らない番号からの着信には慎重に対応することが大切です。
もし不安がある場合は、専門家や公的機関に相談することをお勧めします。
+69の電話番号はどんな詐欺電話か?
「+69」から始まる電話番号は、詐欺電話である可能性が高いとされています。
特に、+69から始まる国際電話番号は多くが未使用であり、詐欺師が発信者IDスプーフィングという手法を用いて偽装しているケースが確認されています。
詐欺電話の内容な1つではなく、以下のように複数のパターンがあるようです。
- 通信サービス停止すると脅し、高額な通信料をだまし取る
- 公的機関を騙る内容で不安をあおり、金銭をだまし取る
- 中国語の自動音声を流し、在日中国人をターゲットにし架空請求し金銭をだましとる
電話を着信した人たちからの報告によると「日本語の後に中国語の自動音声が流れてきた」「中国語で女性のアナウンスが流れる」「2時間後に通信サービスが停止すると言われた」といった口コミがあります。
このような詐欺電話の内容について、詳しく見ていきましょう。
通信サービス停止の脅し詐欺
この詐欺は、NTTなどの大手通信会社を装った自動音声による特殊詐欺です。
詐欺の内容は、以下の通りです:
- 詐欺師は「NTTからの重要なお知らせです。現在ご利用中の電話番号通信サービス2時間後に停止いたします」というメッセージを自動音声で送ります。
- 音声は、オペレーターに繋ぐように指示し、1を押すように促します。
- キーを押すと、オペレーターを装った詐欺師に電話が切り替わり、金銭の搾取や個人情報の詐取を目的とした詐欺行為が行われます
このような詐欺電話に対する対処法は、以下の通りです:
- NTTは、契約状況や回線の利用停止について自動音声ガイダンスやSMSで連絡することはありません。そのため、このような着信があった場合は、特殊詐欺の可能性が非常に高いと考えられます。
- 不審な発信元からの着信には応じず、無視するようにしてください。
- 不審な電話番号から着信が続く場合は、着信拒否設定を行うことが推奨されます。
また、総務省も同様の不審電話について注意を呼びかけており、総務省職員を名乗る「2時間以内にすべての通信を停止する」という虚偽の説明を行い、オペレータにつなぐように誘導する不審電話が確認されていると報告しています。
このような詐欺に遭遇した場合は、警察や関連する消費者センターに相談することも重要です。
公的機関を名乗り不安をあおる詐欺
「公的機関を騙り不安をあおる」という詐欺電話は、特に高齢者を狙った特殊詐欺の一種で、以下のような手口が報告されています。
- 詐欺師は公的機関の職員を装い、被害者に対して「証券カードが不正に使われようとしている」「口座が振り込め詐欺に使われている」といった虚偽の話を伝えます
- このような話によって不安を煽り、被害者が証券カードや通帳を預けるように仕向けます。
- その結果、ATMから多額の金銭が引き出されるという被害が発生しています
また、以下のような詐欺も報告されています:
- 電話会社などを装った「架空料金請求詐欺」では、自動音声で「料金が未納です。〇番を押してください」というメッセージを流し、電話機のボタンを押すように誘導します
- 指示に従うと、「警察官」や「検察官」を装った犯人につながり、「口座が犯罪に使用されている」と不安を煽り、キャッシュカードをポストに投函させたり、指定口座に送金させる等して、被害者からカードや現金をだまし取ります
これらの詐欺に対する対策としては、以下のことが推奨されています:
- 不審な電話やメッセージには応じず、すぐに切る。
- 一度電話を切ってから、親族や正式な公的機関の窓口に電話をかけ直して事実を確認する。
- 身近な人に相談できない場合は、最寄りの警察署や自治体の相談窓口など信用できるところに相談する。
このような詐欺は、被害者の不安をあおり、急いで行動させることで、冷静な判断を妨げることを狙っています。
不審な連絡を受けた場合は、落ち着いて対応し、必ず信頼できる第三者に相談してください。
在日中国人をターゲットとした架空請求詐欺
この詐欺は、中国語の自動音声を使用して不安を煽り、金銭をだまし取る手口です。
詳細は以下の通りです:
- 非通知電話から中国語の自動音声が流れ、通常は在日中国人をターゲットにしています
- 音声ガイダンスに従って操作を進めると、架空請求に巻き込まれる危険があります
- 例えば、中国の大使館員を名乗る人物による「犯罪行為をした」という脅しで、被害者が大金を振り込むケースが報告されています
対処法としては、以下の点に注意することが重要です:
- 非通知電話には出ないこと。出てしまうと、詐欺師に電話番号が有効であることがバレ、さらに多くの詐欺電話がかかってくる可能性があります
- 無料アプリなどを利用して着信拒否設定を行うことが有効です
- 詐欺電話に出てしまった場合は、すぐに電話を切り、消費者生活センターや消費者ホットラインに相談することが推奨されます
このような詐欺電話は、被害者の不安をあおり、急いで行動させることで、冷静な判断を妨げることを狙っています。
不審な連絡を受けた場合は、落ち着いて対応し、必ず信頼できる第三者に相談してください。