ヴァイオレット・エヴァーガーデンでは、感情のなかった少女が、手紙の代筆を通して、人の心までも動かすような感情を取り戻すところに感動した人も多いですよね。
自動手記人形となった当初から、どんどん手紙の内容が変わってきます。
その変化をもう一度振り返ってみたいと思います。
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ヴァイオレット・エヴァーガーデンは泣ける。初めて手紙を代筆したときの内容は?
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第2話の中で、ヴァイオレット・エヴァーガーデンが初めて手紙を代筆するシーンが登場します。
依頼人がオーダーした手紙の内容はこちら。
交際を申し込んできた男性に対して、簡単に喜んだして軽い女だと思われなくないので、男性の誠意を試すような手紙を書いてほしい。
最初の代筆としてはなかなかハードルの高いオーダーですね…
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これに対して、ヴァイオレットは次のような内容を手紙にしてしまいます。
「わたくしには現在好意はありません。なおかつ、貴殿の誠意も愛情も不足しています」
感情をほとんどもたないアイオレットは依頼人の言葉をそのまま文章にしてしまうのです。
めちゃめちゃ直接的~!!!
ガチガチに堅苦しい言葉遣いで感情を全く感じさせない手紙だったため、依頼人の女性は思っていた内容と違ったことに悲しんでしまいます。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンは泣ける。2回目の手紙代筆で心をすくう?
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第3話では、ヴァイオレットは自動手記人形養成学校に通い始めます。
そこでの授業でペアとなったルクリアの手紙を代筆します。
ルクリアは戦争で亡くした両親への感謝の気持を語るのですが、言いたいことがうまくまとまっていなかったこともあり、またしてもヴァイオレットはルクリアの言葉をそのまま要約して手紙にしてしまうのです。
「久々の手紙ですが、伝達事項はありません」
報告文のような文章をかいてしまったヴァイオレット対して、教官が「良きドールとは、人が話している言葉の中から、伝えたい本当の心をすくいあげるのだ」と教えてもらうのです。
その後、ルクリアが自分の兄に対して素直な気持ちを言葉でにできないことをしったヴァイオレットが、ルクリアの心を読み取りルクリアの兄にこんな手紙を送るのです。
「お兄ちゃん、生きていてくれて嬉しい。ありがとう」
短い手紙ですが、これがヴァイオレットにとって人の心の声をすくい上げて書いた初めての手紙となったのです。
その後のストーリーでは人の心をすくうことができるようになったかなぁと思えば、やっぱりまだ人形のように心無い行動をしてしまったり、やきもきする場面が多々出てきます。
しかし、手紙の代筆を続けていくうちに、だんだんと依頼人の心情に共感し涙したり、感情を出せるようになってくるのです。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンは泣ける。手紙に依頼人の温かい感情がこもる!第10話は神回
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第10話でヴァイオレットは病気の母親が未来の娘に宛てた手紙を代筆することになります。
ここでヴァイオレットは娘を残して病気で亡くなっていく母親の気持ちと、幼くして母親を失う子供の気持ちの両方を知ることになります。
そして、その気持ちに寄り添い涙するのです。
あの感情の全くなかったヴァイオレットが、人のことを思い涙を流すまでになるとは、人間としても心を取り戻した証ですね。
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ヴァイオレットはが依頼人の病気の母親の心をすくい上げて書いた手紙がこちらです。
「アン、8歳の誕生日おめでとう。悲しいことが沢山あるかも知れない。頑張ることが多くて、くじけているかも…
でも負けないで。寂しくて泣いてしまうこともあるかもしれないけど、忘れないで。
お母さんはいつもアンのことを愛しているわ」
お母さんの娘に対する思いを、優しく伝えることができるようになりました。
こんな手紙をもらったら、泣いてしまいます・・・
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この第10話は、ファンの間では神回とも呼ばれるほど、感動溢れるストーリーとなっています。
初めて手紙を代筆した時の心が全くない文章から、人の心情を読み取り、それを相手へしっかりと伝えられる文章が書けるようになりました。
手紙の内容からも、いろいろな人と触れ合い、徐々に感情を表に出すことができるようになったヴァイオレットの心の成長を感じ取ることができますね(*^^*)