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「全ア」とはどんな意味で何の略?元ネタは何か?

「全ア」とはどんな意味で何の略?元ネタは何か?

SNS上でよくみかける「全ア」という言葉。

「全ア」という言葉は元々の意味から、全く別の意味に発展していってしまい、何の意味で使われているのかよくわからなくなっている人が多いようです。

そんな「全ア」どんな意味で何の略なのか?

何が元ネタとなっているのか?

この記事では、「全ア」の意味や元ネタについて、気になる疑問を調査しまとめています!

「全ア」とはどんな意味で何の略?

「全ア」という言葉は、SNS上でよく見かけるスラングですが、どんな意味なのかというと・・・

元々は「全身アルマーニ」という意味の略語です。

これは、ある人が全ての衣服をアルマーニブランドでコーディネートしている状態を指します。

アルマーニはイタリア発祥の高級ブランドで、お金持ちやおしゃれな印象を与えることから、このような表現が使われるようになりました。

この表現は特にTwitterユーザーの間でよく使われています。

また、「全ア的表現」とは、この「全ア」をもじって、自虐的な自慢や、他人には自慢に見えるが本人はそう意図していないような表現を指します。

例えば、自分の恋人や生活が豪華であることを間接的に示すような使い方です。

「ジェネリック全ア」というのは、「全ア的表現」の一種で、より広義に、自慢話を隠しながらも伝えるような表現を指すことがあります。

これは、SNS上で自分のステータスを控えめに、しかし確実にアピールしたいときに使われることがあります。

以上のように、「全ア」という言葉は、もともとは特定のブランドを全身に纏うことを指すスラングでしたが、現在ではさまざまな文脈で使われるようになっています。

特にSNS上では、自分の豊かな生活や恋人を自慢する際に使われることが多いですね。

という感じで、「全ア」は「全身アルマーニ」の略で、アルマーニでコーディネートしているという意味で最初は使われいたわけなのです。

SNS上で見かける「全ア」の用語は、2018年にある女性がTwitterに投稿した漫画がきっかけで広まったというわけです。

では、その元ネタとは何なのか?続いてみていきましょう!

「全ア」元ネタは何か?

「全ア」という言葉は、2018年にある女性がTwitterに投稿した漫画が「元ネタ」となりこれがきっかけで広まりました。

この漫画では、彼女の彼氏が全身アルマーニの服を着ている様子が描かれており、その後、彼氏自慢と捉えられて炎上する事態になりました。

この女性はただ、「付き合っている男性との馴れ初めを描いた漫画」をツイートしただけではあったのですが、「高級ブランドを全身にまとうハイスペック男性。

そしてそんな彼と付き合えている私自慢」と捉え批判的な人が多く炎上してしまう始末だったのです。

最終的に誰のツイートか特定する人までも現れる事態となり、事を収めるために彼女が謝罪するという事態に発展してしまいます。

そして最終的には、アカウントを削除するという事態に至りました。

しかし、今では別の意味でも使われることがあるようです。

続いて詳しく見ていきましょう!

「全ア」には他の使われ方

「全ア」という言葉は、「全身アルマーニ」以外にも別の意味でも使われることがあります。

特に、タレントのアレン様に関連して、「全ア」という言葉が「全てアレン様が正しいでございます」という意味で使われることがあります。

これは、アレン様のファンが彼の意見や行動を全面的に支持する際に用いる表現です。

アレン様は「整形男子」として知名度を上げた人物で、独特の言語表現やキャラクターがファンに受け入れられています。

彼のファンは「アレン様構文」と呼ばれる特有の言い回しを使って、アレン様を全肯定する意味合いで「全ア」という言葉を使うことがあるのです。

このように、元々は特定のブランドを指す言葉だった「全ア」が、時間と共に異なるコンテキストで使われるようになり、特定の人物を支持する意味でも使われるようになったのです。

色々な意味で「全ア」という言葉が使われるため、混乱している人も案外多いようです。

SNS上では言葉がどんどん新しい意味を持つことがよくあります。

「全ア」のように全く違った意味として多様な使い方がされる例は珍しいですが、興味深いですね。

このような言葉の変化は、特に若者の間で新しいトレンドとして広まりやすい傾向にあります。

言葉の使い方は常に進化しており、SNSの普及によって新しいスラングや表現が生まれ、広まる速度も速くなっています。

そのため、「全ア」という表現も、今後さらに異なる意味で使われる可能性があります。

言葉の背景や文脈を理解することは、SNSを使う上で非常に重要ですね。

「全ア」と書いて「ぜんぶ」と読む?

「全ア」と書いて「ぜんぶ」と読ませるケースもSNS上の漫画などの表現の中にあるようです。

これについては、大正略字フォントというものがあり、「部」という字を「ア」としているようです。

これは、戦前に使われていた略字です。

戦前は多くの画数を持ち書くのが面倒な場合に、簡略化して書かれることがありました。

「部」という漢字の略字として「ア」が使われる背景には、漢字の一部を取り出して簡略化するという慣習があります。

例えば、「部」という字の左側の部分(「阝」)を省略して右側の部分(「咅」)だけを取り出し、それをさらに簡単にして「ア」の形にしていたと考えられます。

大正時代や戦前の日本では、手書きの際に多くの略字が使用されました。

以下にいくつかの例を挙げます。

  • 「学」:簡略化されて「」や「学」の上部分だけを使う
  • 「国」:口の中を省略して「囗」だけで表現
  • 「会」:会の下部分が「カ」や「」と簡略化

「部」という漢字が「ア」と略されることは、戦前や大正時代に見られた現象です。

このような略字は、手書きでの効率を考慮して使われたもので、特に画数の多い漢字に対して行われました。

正式な文書や公文書では使われないため、歴史的な手書き文書や個人のメモなどで見ることができる例です。

このような戦前の略字を使って、最近見られる漫画内での表現として「全ア」を「ぜんぶ」と読ませるという新たなケースを作り上げたと思われます。

まとめ

「全ア」ということばの意味や使われ方について、最後にもう一度まとめておきます。

【全ア本来の意味】「全身アルマーニ」の略語

~現在(SNS上での)の使われ方~

  • 【全ア】自分の豊かな生活や恋人を自慢する際に使われる
  • 【全ア的表現】自虐的な自慢や、他人には自慢に見えるが本人はそう意図していないような表現。自分の恋人や生活が豪華であることを間接的に示すような使い方
  • 【ジェネリック全ア】「全ア的表現」の一種で、より広義に自慢話を隠しながらも伝えるような表現を指す。自分のステータスを控えめに、しかし確実にアピールしたいときに使われる

また、大正時代や戦前の日本では略字が多く使われ、その中で「部」を「ア」と称る悪して書くこともありました。

これを使い、最近のSNS上では「全ア」と書いて「ぜんぶ」と読ませるようなケースもでてきたということです。

すでに、さまざまな意味に変化してきた「全ア」という表現も、今後さらに異なる意味で使われる可能性がありそうですね!

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