この記事では、雪を早く溶かす方法についてご紹介します。
日陰の雪や凍った雪は、なかなか解けなくて困りますよね。
雪かきをしても、また積もってしまったり、凍って滑ってしまったり、いろいろな問題が起こります。
そんなときに役立つのが、雪を早く溶かす方法です。
市販の融雪剤や家庭用塩、粉炭、融雪マットや融雪ケーブル、融雪ホース、黒いビニールシートなど、さまざまな方法がありますが、どれが一番効果的で安全なのでしょうか?
また、どのように使えばよいのでしょうか?
この記事では、積もった雪を早く溶かす効果的な方法について、まとめています。
Contents
日陰の雪を早く溶かす方法は?
日陰に積もった雪はなかなか解けませんよね。
そんな日陰の雪を早く溶かす方法はいくつかありますが、一般的には以下のようなものが挙げられます。
~日陰の雪を早く溶かす方法~
- 市販の融雪剤や家庭用塩を撒く
- 粉炭を撒く
- 融雪マットや融雪ケーブルを使う
- 融雪ホースを使う
- 黒いビニールシートをかぶせる
- 雪の山を分解する
雪を早く溶かすためには、そのまま放置していてはなかなか解けないので、何かしらの対策を取る必要があります。
それぞれ、雪を早く雪を溶かしてくれるメリットがあるのですが、注意しなければならない点もあります(^^;)
上記の雪を早く溶かす方法について、それぞれ詳しく見ていきましょう!
市販の融雪剤や家庭用塩を撒く
雪を早く溶かすには、市販の融雪剤や家庭用塩を撒く方法があります。
これらは雪の凝固点を下げて溶かす効果がありますが、塩害のリスクもあるので注意が必要です。
市販の融雪剤や家庭用塩は、車の出入りがある駐車場や園芸スペースで使用するには向きません。
ですので、使う場所を考える必要があります。
粉炭を撒く
雪を早く溶かすには粉炭という木炭を細かく砕いたものを撒くという方法もあります。
粉炭は、黒い色で太陽の熱を吸収しやすく、雪の表面温度を上げて溶かす効果があります。
粉炭は、塩害の心配がなく、植物にも肥料になるので、花壇や庭などにも安心して使えます。
粉炭は、ホームセンターや園芸店、インターネット通販などで購入できます。
一般的には、25リットル入りの袋で販売されています。
粉炭の使用量は、雪の厚さや気温によって異なりますが、目安としては、1平方メートルあたり0.5リットル(約30グラム)程度です。
粉炭を使うときは、雪の上に直接散布するか、水で希釈して噴霧器で散布するかのどちらかができます。
直接散布する場合は、粉炭が風で飛ばされないように注意してください。
噴霧器で散布する場合は、ノズルの直径が0.1ミリ以上のものを使ってください。
融雪マットや融雪ケーブルを使う
雪を早く溶かす方法として、融雪マットや融雪ケーブルを使うという手もあります。
融雪マットや融雪ケーブルとは、電気で熱を発生させて雪を溶かす装置です。
融雪マットは、ゴム製のマットの中に電熱線が入っており、玄関や階段などに敷いて使います。
融雪マットには、電源を使うタイプと電源を使わないタイプがあります。
源を使うタイプは、電気代がかかりますが、効果的に雪を溶かすことができます。
電源を使わないタイプは、遠赤外線や水を利用して雪を溶かすので、電気代はかかりませんが、効果は低いです。
融雪ケーブルは、発熱するケーブルを屋根や水道管などに巻き付けて使います。
融雪ケーブルは、雪の落下や凍結を防止するのに役立ちます。
融雪ケーブルは、長さや形状によって使える場所が異なります。
融雪マットや融雪ケーブルを使用すると効果はありますが、コストや設置の手間がかかりまるので、雪に慣れていない地域での出番はほぼないと思います。
融雪マットや融雪ケーブルは、ホームセンターやインターネット通販などで購入できます。
融雪ホースを使う
雪を早く溶かすには、融雪ホースを使うという方法があります。
これは水を散布して雪を溶かす効果があります。
ホースに均一に穴が空いており、水道水や地下水を出すことで雪を溶かします。
融雪ホースは、屋根や水道管などに巻き付けて使うことができます。
融雪ホースは、ホームセンターやインターネット通販などで購入できます。
ただし、融雪ホースを使うときは、気温や水道代などに注意が必要です。
気温が0度以下の場合は、水が凍ってしまう可能性がありますので注意が必要です。
黒いビニールシートをかぶせる
雪を早く溶かすには黒いビニールシートをかぶせるという方法もあります。
これは太陽の熱を利用して雪を溶かす効果があります。
ただし、風で飛ばされないように固定する必要があります。
雪の山を分解する
雪を早く溶かすには雪の山を分解する方法もあります。
これは雪の表面積を増やして溶けやすくする効果があります。
ただし、道路や近隣住民とのトラブルを避けるために法的な問題に注意する必要があります
凍った雪を溶かすにはどうしたらよいか?
凍ってしまった雪を溶かすにはどうしたらよいかというと・・・
基本的には、日陰に積もった雪を溶かす方法と同じです。
~凍ってしまった雪を早く溶かす方法~
- 市販の融雪剤や家庭用塩を撒く
- 粉炭を撒く
- 融雪マットや融雪ケーブルを使う
- 融雪ホースを使う
- 黒いビニールシートをかぶせる
- 雪の山を分解する
詳しくは日陰の雪を溶かす方法の中ですでに説明していますので、そちらをごらんください。
雪を溶かす際に、お湯をかけると早い!と思っている人が実は結構いるようなのですがそれは絶対ダメなんです。
では続いて、雪を溶かす際にお湯をかけてはいけない理由についても、見ていきましょう!
雪を溶かす際にお湯をかけてはいけない理由は?
雪を溶かす際にお湯をかけてはいけない理由は、以下のようなものがあります。
~雪を溶かす際にお湯をかけてはいけない理由~
- お湯はすぐに冷めて水になり、その水が凍ってさらにアイスバーンになる
- お湯で溶かせるのはごく一部の雪だけ
お湯をかけたらすぐに雪が解けると思っている人は、雪の一部のことしか見ていない場合が多いです。
雪はかなり広範囲にわたって積もっていますよね。
その雪の一部にお湯をかけたところで、お湯はすぐに冷めて水になり、その水が凍ってかえってアイスバーンになってしまいます。
アイスバーンは滑りやすくて危険ですし、雪を溶かすどころかさらに固めてしまいます。
そしてお湯は一部分しか雪を溶かせません。
雪は冷たいので、お湯の熱量がすぐに奪われてしまいます。
お湯をかけた部分はシャーベット状になって重くなり、さらに凍りやすくなりますし、雪かき持ちにくくなりデメリットがあります。
湯kを溶かすためにお湯を使うなら、かなりの量のお湯が一度に必要になります。
そでらけのお湯を一度に用意するというのは、現実的ではありません。
お湯を雪にかける行為は、かえって雪を凍りやすくさせますので、絶対にやめましょう!