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映画

紅の豚でポルコが乗る赤い飛行機は実在するのか?

紅の豚で印象的なのは何と言ってもポルコが乗っているあの赤い飛行機ですよね。

とってもカッコいい飛行機ですが、ポルコが乗るとさらにカッコいい!

あの赤い飛行機は実在するのでしょうか?

気になったので、調べてみました!!

紅の豚でポルコが乗る赤い飛行機は実在するのか?

紅の豚といえば、ポル子が飛行機に乗っているシーンが真っ先に頭に浮かびます。

あの赤い飛行機、実は実在していた飛行機なんだそうです。

ポルコの飛行機には「サボイアS.21」という名がついています。

この飛行機は飛行機オタクとしても知られている宮崎駿監督が考えた空想の飛行機ではなく、実在した飛行機だったのです。

この赤い飛行機について、宮崎駿監督は自身の書籍の中でこのように述べています。

本作に登場する幾多の戦闘飛行艇は、ほんの一時期に活躍した「幻の戦闘機械」である。

陸上機の車輪の代わりにフロートを付けた水上機とは違い、飛行艇は機体そのものが着水しフロートを兼ねる“Fringboat”である。

戦闘用に用いられたのは、第一次大戦から第二次大戦に至る時期のオーストリア=ハンガリー軍、イタリア軍などごく一部に過ぎない。

作中でポルコが「シュナイダーカップで二年続けてイタリア艇を破った奴だ」とカーチスを評するが、この「シュナイダーカップ(シュナイダー・トロフィー・レース)」は実在する。

大の飛行機好きの宮崎駿監督ですが、このごくごく少しの期間しか活躍していなかった飛行機の存在までも熟知し、それに焦点を当てた映画を作るなんて、凄いですよね。

【紅の豚】ポルコが乗る赤い飛行機『サボイアS.21』とはどんな飛行機なのか?

ポルコの乗る飛行機は胴体部分が水面に接し、水面発着できる機体であることから、飛行艇とも言いますね。

映画の中では、ポルコの愛艇サイボアS.21は1艇だけ作られた設定になっています。

さらに、その操縦の難しさから倉庫でほこりを被っていたところ、ポルコが買い取ったのです。

サボイア社というのは、前述のシュナイダーカップで輝かしい実績を有する実在するメーカーなのです。

さらに、実在のS.21は 1921年第五回カップに出場予定だった個人専用艇です。

優勝候補と目されながらパイロットの病欠によって葬られた幻の飛行艇なのです。

紅の豚の作品の中では、S.21は、現実の逸話を継承しながらも、実機とは外見が全く異なります。

第七回でアメリカに惨敗したマッキ初の単葉艇M-33のフォルムに似せて創作されてiるのだそうです。

マッキ社は、これを契機に高速飛行艇を断念し、フロート機に転向することになります。

宮崎速雄監督は幼い頃にマッキM-33の写真を見て興奮した記憶を頼りに、S.21をデザインしたというのです。

終わりに・・・

30年もたっても全く色あせない、何度観てもいい映画ってこういう作品のことをいうのですね~。

子供のころに見たときと、大人になってみてみると全く違った感想を持ちます。

少し大人向けの作品かな~。

何度観ても飽きない、素敵な作品「紅の豚」。

今回はポルコの乗る赤い飛行機(飛行艇)にも注目して見てみてくださいね!

また一味違った魅力を発見できると思います(*^^*)


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