「鎌倉殿の13人」第23話は「狩りと獲物」。
曽我兄弟の登場が話題となった第23話。
まずはあらすじから。
【鎌倉殿の13人】第23話のネタバレあらすじ
鎌倉殿の13人 第23回「狩りと獲物」予告動画 https://t.co/H7MjRM7Y5V
— keep-smIile (@lycka_till888) June 13, 2022
嫡男・万寿(金子大地)の披露目の場とするため、御家人を集めて富士の裾野で巻狩りを行うことを決めた源頼朝(大泉洋)。
「巻狩り」とは、猪や鹿を仕留める大規模な狩りのこと。武士にとっては軍事演習の側面も持ち、坂東各地の御家人が富士の裾野に集結した。
工藤祐経(坪倉由幸)が賞賛する中、頼朝を憎む曽我十郎(田邊和也)・五郎(田中俊介)兄弟らが謀反を計画。
梶原景時(中村獅童)から企みを知らされた義時(小栗旬)は、急ぎ五郎の烏帽子親である父・北条時政(坂東彌十郎)のもとへと向かう。
不穏な気配が漂う巻狩りには、義時の愛息・金剛(坂口健太郎)も……
巻狩り3日目。
弓が苦手な万寿のため“動かぬ鹿”を手配。
ようやく初成果を挙げた。
そして、5月28日、夜。祐経が比奈(堀田真由)の居場所を義時から聞き出し、頼朝は「これを最後(の逢引)にする」と安達盛長(野添義弘)の制止に耳を貸さないのだった。
盛長は頼朝が眠ったのを確認し、安心したが、これは祐経が身代わりになっていた。
頼朝が比奈の宿所に入ると、義時の姿があった。
義時と言い争いになり、怒り心頭の頼朝は比奈の宿所を飛び出したが、雨が降り始める。
これが幸いし、曽我兄弟による襲撃を逃れた。
曽我兄弟一行は頼朝の寝所に向かっていた。
仁田忠常(高岸宏行)は「方角が違う」と異変を察知。
十郎と斬り合いになる。
十郎を置いて、五郎一行は頼朝の寝所を襲撃。
畠山重忠(中川大志)が迎え撃った。
五郎は寝所内に潜り込み、頼朝を発見。
背中から斬りつけ「源頼朝、討ち取ったり!」とトドメを刺した。
しかし、これは身代わりの祐経だった。
忠常が「鎌倉殿が!鎌倉殿が!」と悲しみに暮れる中、頼朝はひょっこり帰ってきた。
「これは、何事じゃ!」っと。そんな頼朝に、義時と忠常は呆気にとられた。
留守を預かる源範頼(迫田孝也)。
「御台所、鎌倉は私がお守りいたす。万一のため、逃げられる支度だけはしておいていただきたい」っと。
頼朝と万寿が討たれたとの情報に、能員と道(堀内敬子)は範頼を次の将軍にしようと画策。
能員は万寿の乳母夫、範頼の妻は比企一族の娘だった。
大江広元(栗原英雄)は頼朝の生死の確認が先決と、性急な代替わりに猛反対。
三善康信(小林隆)は朝廷への手順を範頼に説明した。
富士の裾野。捕らえた五郎の詮議。
五郎に兵を貸した時政も罪に問われかねない状況を切り抜けるべく、義時が唯一の策を練った。
義時は頼朝に報告。
「これは敵討ちを装った謀反ではなく、謀反を装った敵討ちにございます。つきましては一つ、お願いがございます」と。
【鎌倉殿の13人】第23話の感想!
鎌倉殿の後継者として万寿が山の神に捧げたのが、実は金剛(のちの泰時)が初めて射た鹿。→
実際に鎌倉の支配者と天が認めたのは北条泰時っていうダブルミーニングになってるの怖いよ。#鎌倉殿の13人— みりん@ウツ低迷中 (@tanbarin2) June 12, 2022
・狩りにしくじっても八つ当たりしない
・「接待巻狩り」に気付いても逆ギレせず、成長を決意
・頼朝襲撃の報に接しても狼狽せず、的確な指示を出す
・甲斐武田や奥州藤原の残党など鎌倉に牙を剥くであろう勢力も把握源頼家を真っ当な二代目として描いて頂き、感謝しかない(;ω;) #鎌倉殿の13人
— 天河真嗣@人呼んでカクヨム界のコンデ・コマ (@tenkawa_shinji) June 12, 2022
鎌倉殿のすけべえ心を叶える為に寝所に身代わりとなって寝ていた工藤祐経が、勘違いで討たれる。しかし結果的に曽我兄弟は親の仇を討った形に。
こんなん予測できるわけなかろうが#鎌倉殿の13人— ぬえ (@yosinotennin) June 12, 2022
万寿の初陣としての巻狩。過保護にも程があったけれど、頼朝の初陣が平治の乱で賊軍として敗戦、父と兄は死に自分は流罪という過酷にも程がある結果であったから、嫡男は守られた状況で初陣を飾ってやりたいという気持ちはわからないでもない#鎌倉殿の13人
— ぬえ (@yosinotennin) June 13, 2022
頼朝という最高権力者の死を聞いた途端にそれまで本人ですら抑圧していたであろう黒い欲望をむらむらと湧き立たせてしまう。今まで無垢に主人公サイドの人間として見ていたキャラクターたちが隠れて変貌する姿を、視聴者だけが全て目撃してしまう。こういうの三谷さん本当上手い…
#鎌倉殿の13人— もなこ (@monaco1853) June 12, 2022
本人は鹿の細工に気付いていてそれでも腐らずむしろ奮い立つ気概を見せ、更に襲撃時の完璧な対応、世が世なら優秀な二代目たりえたかもしれない人物に万寿を描いてくるの、しかも後継者を示す神事でもある場での獲物の捏造という特大の不穏と重ねて描くの、今日も三谷幸喜の容赦がない。 #鎌倉殿の13人
— 雁 (@m_hntkr) June 12, 2022
