【フェンシング】なぜ強い？日本はいつから強豪国になったのか？

パリオリンピックでのフェンシング日本代表の活躍が目覚ましく、世界中の注目を集めています。

日本がフェンシングでこれほどの強さを見せるのはなぜでしょうか？

そして、日本はいつからフェンシングの強豪国として認識されるようになったのでしょうか？

この記事では、日本のフェンシングがなぜこんなにも強いのか？また、かつてはマイナースポーツであってフェンシングにおいて、日本がいつから強豪国になったのか？、詳しく解説していきます！

【フェンシング日本代表】なぜ強い？

フェンシング日本代表がなぜこれほど強いのか、その理由を詳しく見ていきましょう！

日本がフェンシングの世界で急速に地位を築いてきた背景には、様々な要因が絡んでいます。

まず、選手個々の才能や技術力はもちろん、指導体制やサポートシステムの充実も大きな要因として挙げられます。

最近では、世界ランキング3位の加納虹輝選手がフランスのヤニク・ボレル選手を15-9で破り、個人での金メダルを獲得したことが話題となりました。

これは日本のフェンシング史上初の快挙であり、加納選手の圧倒的な強さを示すものでした。

北京五輪で銀メダルを獲得した太田雄貴氏も、この快挙を現地で見守っていました。

彼は「今の日本はフェンシングのメダル常連国になっている」と述べ、日本のフェンシング界の成長を誇りました。

特に、太田氏は加納選手の勝利を「日本の勝利」とし、「こんなにかっこいい優勝はない」と称賛しました。

また、東京五輪では男子エペ団体が金メダルを獲得し、太田氏はパリ五輪に向けて「複数の金メダルを実現できる良いスタート」と自信を見せていましたね。

このような結果は、日本のフェンシングが強豪国としての地位を確立している証拠です。

強さの背景には、協会の体制の改善や、サポート体制の充実があります。

太田氏は「協会の体制もずっと、僕より前の世代の先輩方が積み上げてきたことが大きかった」と述べています。

また、JOCや国のサポート、そして外国人コーチの導入も大きな要因です。

現在、フランス人コーチが3人、外国人コーチが4人いるという充実した体制が整っており、ナショナルトレーニングセンターの存在も大きな役割を果たしています。

加納選手の強さについても太田氏は「剣さばきと体幹の強さ」が鍵であると指摘しています。

彼は体操の経験がフェンシングに役立っているとし、体幹の強さが攻め込まれてもぶれない安定感を生み出していると説明しました。

このように、日本のフェンシングが強い理由は、選手個々の努力と才能、そして組織全体のサポートと指導体制の充実が大きく寄与していると言えます。

【フェンシング】日本が強豪国になったのはいつ頃から？

日本のフェンシング代表チームが国際的に強豪国として認知されるようになったのは、具体的にはいつ頃からなのか、みていきましょう！

まず、2008年の北京五輪で太田雄貴氏がフルーレ個人で銀メダルを獲得したことは、日本のフェンシング界における重要なターニングポイントでした。

太田氏の活躍は、多くの若いフェンサーたちに刺激を与え、日本国内でのフェンシング人気を高めました。

この成功を機に、フェンシングに対する注目度が一気に高まり、次世代の選手たちへの期待も大きくなりました。

その後、2012年のロンドン五輪では、フェンシング男子エペ団体が銀メダルを獲得。

これにより、日本は団体戦でも強さを示し、個人戦だけでなくチームとしての実力も証明しました。

この成功が、日本のフェンシング界全体にさらなる勢いを与えました。

特に最近の大きな成果として挙げられるのは、2020年東京五輪での男子エペ団体の金メダル獲得です。

この偉業は、日本がフェンシングの世界でトップレベルの実力を持つ国としての地位を確立した瞬間でした。

この時点で、日本のフェンシング界は名実ともに強豪国の仲間入りを果たしたと言えるでしょう。

このように、日本のフェンシング代表が強くなったのは、2008年の北京五輪から始まる一連の成果と、それに伴う協会やサポート体制の強化が大きな要因です。

選手たちの努力と相まって、日本のフェンシング界は今や世界でトップクラスの実力を持つ強豪国として認知されています。