+29から始まる電話番号からの着信がきたという報告が相次いでいるようです。
+294や+293など複数のパターンがあるようです。
この番号はそもそもどこの国からのものなのか、そして出てしまったらどうなるのか、不安に思う人も多いですよね。
この記事では、+29から始まる番号はいったいどこからかかってきたものなのか、電話の目的は何なのか、もし出てしまった場合対処法など、多くの人が疑問に思うことをまとめています。
+29から始まる電話番号はどこから?
+29から始まる電話番号はどこからかけてきたのかというと・・・
+29から始まる電話番号は、実際にはどの国にも割り当てられていない番号です。
通常、国際電話番号は各国に固有の国番号が割り当てられていますが、+29はエストニアやベラルーシの国番号と誤解されることがよくあります。
しかし、エストニアの正しい国際電話番号は+372から、ベラルーシの正しい国際電話番号は+375から始まります。
したがって、+29から始まる電話番号は、詐欺師が使用する可能性のある架空の番号であると考えられます。
不審な国際電話番号からの着信には注意し、折り返しをかけないようにしましょう。
+29から始まる電話番号はなぜかけてきたのか?
+29から始まる電話番号からなぜ電話がかかってくるのか?
考えられる理由に、「詐欺目的」が考えられます。
このような番号は特定の国に割り当てられていないため、どこの国からかけられたかを特定することはできません。
そして、このような番号からの着信は、国際ワン切り詐欺の一環である可能性が高く、折り返し電話をすると高額な通話料金が発生するリスクがあります。
特に、2024年4月頃から+29番号からの着信が増えており、これらの電話が詐欺の可能性があるとの報告があります。
もし不安がある場合は、電話番号をインターネットで検索して、その番号が信頼できる企業や団体に属しているかを確認すると良いでしょう。
特定できない場合は、やはり詐欺電話の可能性が高いです。
また、詐欺の手口には様々な種類がありますので、警察庁の特殊詐欺対策ページなどで情報を得ることも有効です。
そして、不審な電話については、警察の相談窓口に連絡して相談してください。
では、国際ワン切り詐欺とはどんなものか、続いて詳しく見ていきましょう!
国際ワン切り詐欺とは?
国際ワン切り詐欺とはどんな詐欺なのかというと・・
海外の電話番号を使って不審な着信を行い、着信者が折り返し電話をすることで高額な国際通話料金を発生させる詐欺行為です。
この手口では、犯罪グループが現地の通信会社の関係者と結託し、通話料の一部を横流しすることが考えられています。
国際ワン切り詐欺の特徴と対処法は以下の通りです。
~国際ワン切り詐欺の特徴~
- 海外の見知らぬ番号からの短い着信(ワン切り)がある。
- 折り返すと、高額の国際通話料金の請求が届く。
- 犯罪グループは自動的に大量の電話をかけるシステムを使用している可能性がある。
- 電話がつながると外国語の音声が流れ、通話時間を長引かせるケースもある。
~対処法~
- 身に覚えのない国際電話には出ない。
- 着信履歴に国際電話番号があっても、折り返し電話をかけない。
- 不審な番号は着信拒否設定をする。
- 詐欺被害に遭った場合は、警察に相談する。
国際ワン切り詐欺は、被害者が折り返し電話をかけた際に高額な通話料金を請求されることで、犯罪グループが利益を得る仕組みです。
不審な国際電話番号からの着信には十分注意し、折り返しをかけないようにしましょう。
では、+29で始まる番号から電話がかかってくるのはなぜなのでしょうか?続いてみていきましょう!
では、+29から始まる番号にうっかり出てしまったり、かけなおしてしまった場合、どうなるのかでしょうか?続いてみていきましょう!
+29から始まる電話番号に出たりかけ直したらどうなる?
+29から始まる電話番号の着信にうっかり出てしまったり、かけなおしてしまったらどうなるのかというと・・・
国際ワン切り電話に出てしまった場合、通常は着信側での通話料は発生しません。
ただし、海外でのローミング設定がされている場合は、着信料が発生することがあります
また、かけ直してしまった場合は、高額な国際通話料金が請求されるリスクがあります。
もし国際ワン切り電話に出てしまったり、かけ直してしまった場合の対処法は以下の通りです。
~対処法~
- すぐに電話を切る:相手が話しかけてきても、すぐに通話を終了します。
- 着信拒否を設定する:その電話番号を着信拒否リストに追加します。
- 着信履歴から削除する:着信履歴からその番号を削除します。
- 不明な発信者を消音に設定する:スマートフォンによっては、不明な発信者を自動的に消音する設定が可能です。
- 国際電話を利用しない設定にする:携帯電話会社の設定で、国際電話の機能をオフにすることができます。
これらの対処法を実施することで、誤って高額な通話料が発生するのを防ぐことができます。
また、不審な電話には出ないようにし、かけ直す前に相手の番号をよく確認することが重要です。
心当たりがあり、折り返し通話が必要かもしれない場合は、電話以外の方法で相手の電話番号が正しいか確認してください。