大学受験で補欠となった場合、合格する可能性について気になっている人が多いようです。
補欠合格とは、正規合格者が入学を辞退した場合に代わりに入学が認められることですが、その可能性は大学や学部、年度によって異なります。
では、大学受験で補欠合格の可能性はどのくらいあるのか?
また、合格の連絡はいつまで待てばよいのか?
この記事では、大学受験で補欠となった場合の合格の可能性やいつまで連絡を待てばよいのかなど、気になることをまとめています。
大学受験【補欠合格】可能性は?
大学受験で補欠となった場合、正式に合格する可能性は大学や学部、年度によって異なります。
一般的には、国立大学では補欠合格の可能性は非常に低く、私立大学では補欠合格の国立大学と比べると補欠合格の可能性は高くなります。
私立大学では、補欠合格者の順位が公開される場合もありますので、おおよその目安がわかります。
近年では、私立大学の定員厳格化の影響で、補欠合格からの繰り上げ合格者数が増えている傾向にあります。
補欠合格の順位が発表されている場合は、一桁ならほぼ確実に合格になります。
順位が二桁の場合も、大学や学部によって異なりますが、高確率で繰り上げ合格になるでしょう。
二桁でも80番代、90番代辺りになってくると、合格と不合格の境になってくる大学もでてきます。
いずれにしても、補欠となった場合は、合格することを信じて、結果を待ちましょう!
大学受験【補欠合格】いつわかる?いつまで待てばよいのか?
大学受験で補欠となった場合、繰り上げ合格したかどうかいつわかるのでしょうか?
いつまで待てばよいのかというと・・・
【補欠合格の結果連絡】一般的には2月下旬から3月下旬の間に来ることが多い
補欠になった場合、繰り上げ合格の連絡は大学によって異なりますが、一般的には2月下旬から3月下旬の間に来ることが多いです。
これは、正規合格者が入学を辞退した場合に、補欠合格者に順番に連絡が行われるため補欠合格の連絡期間が長くなるのです。
特に、国立大学の後期合格発表が3月中旬にあるため、その後に繰り上げ合格の連絡が行われます。
ですので、国立大学を受験する層が受験する大学であれば、補欠連絡も国立大学の合格発表後になりますので、遅くなります。
逆に合格発表が早い大学では、その分、補欠合格の連絡も早まります。
一般的には入学の手続きが始まるころに、補欠合格の連絡が来ることが多いです。
大学受験【補欠合格】 確率は?
大学受験の補欠合格とは、正規合格者が入学を辞退した場合に代わりに入学が認められることです。 補欠合格から正式に合格する確率は、国立大学と私立大学では大きく違います。
まず国立大学では、補欠合格という制度はありませんが、追加合格という制度があります。
追加合格とは、正規合格者が入学を辞退した場合に、不合格者の中から点数の高い順に合格となることです。
しかし、国立大学では受験者の多くがその大学を第一志望としているため、入学を辞退する合格者は少なく、追加合格となる可能性は私立大学に比べてに低いです。
私立大学では、募集人数が多く、滑り止めや併願で受ける受験生も多いため、補欠合格から繰り上げ合格する可能性は高いです。
ただし、大学や学部によっても補欠合格からの合格者数は異なります。
過去の大学受験での補欠合格の確率は?
過去の主要私立大学の合格者数と繰り上げ合格者数についてみていきましょう!
ここでは、2022年主要私立大学の「法学部」の補欠合格の確率を参考までに見ていきます。
大学 | 合格者数 | 補欠(繰り上げ)合格者数 | 補欠合格の確率 |
早稲田大学 | 1502 | 90 | 約5.99% |
慶應義塾大学 | 997 | 150 | 約15.05% |
上智大学 | 715 | 226 | 約31.61% |
明治大学 | 2668 | 128 | 約4.80% |
法政大学 | 2298 | 268 | 約11.66% |
この表からわかるように、上智大学では合格者数の約3分の1が補欠合格からの合格者であるのに対し、明治大学では約20分の1と大きな差があります。
補欠合格からの合格者数は、年度によっても変動します。
例えば、2021年度はコロナウイルスの影響で、都会の私立大学への入学を辞退する人が多かったため、補欠合格からの合格者数が増えました。
しかし、2022年度はコロナウイルスが落ち着き、定員厳格化が緩和されたため、補欠合格からの合格者数が減りました。
補欠合格から正式に合格する確率は、具体的な数字で示すことは難しいですが、毎年100人を超える補欠合格者数が出ているという事実も覚えておいてください。